2012年3月24日土曜日

政治家気取り

ステーキけんの井戸社長のツイートが話題となっている。「ニートは道路を歩くな」と発言したのだ。なぜなら税金を払っていないからだという。本人は個人で8000万円を納税しているらしいが、ニートのために納税しているわけではないと言うことだ。さらに8000万円を納税した気分についても「吉野家で牛丼を食べると勝った気分」になるらしい。「吉野家しか選択肢がないのと吉野家が食べたいのは全く違う世界なんだ」そうである。現実に個人で8000万円も納税したことがないから吉野家の牛丼がどのような味に変化するのかわからない。しかし、1億円納税したひろゆき氏は「牛丼の味は一緒」と言う。どちらでもいいのだが、井戸社長の発言は牛丼一杯に自らの人生を重ね合わせて表現しているようで、なんだか余裕がないように思う。貧乏のどん底から這い上がり、財を成した男の、悪い意味での下品さが漂うのだ。腋臭のような、いやな臭いがする。彼は体臭対策をすべきだ。もう少し彼の発言を聞いていると、言っていることには間違いはない。正論だ。しかし彼は今世間が注目するほどの風雲児だ。が、栄枯盛衰は世の習いである。人の世は諸行無常だ。人生は長い。いつ彼が転落するかは神のみぞ知るところだ。"長崎ストーカー殺人事件で転落した習志野署長がいい例である。税金払わない人間は隅っこで隠れていろという発言がいつ自分に跳ね返ってくるかわからないのである。このような発言をすること自体、脇が甘いと言わざるを得ない。この発言は政治的な発言だ。商人の彼が言うことではないし、損をするだけだ。これだけの立志伝を持つ人間がなぜそんな発言をするのか?次は政治家か?

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